2009年03月06日

やってはいけない開業準備B

Fです、こんにちは。

今日は、「やってはいけないシリーズ」の第三弾です。開業時の広告宣伝について書きます。私が2年前に経験した例です。場所は、茨城県のT市の郊外です。開業して6年ほどになるA動物病院の開院当時の話です。

 状況
を聞いて「これはちょっとまずいんじゃないのか?}と思ったのです。ちょっとひどすぎる広告宣伝の実施例でした。それがなんと、開院時には、開院チラシを病院の周囲に5,000部しか配らず、その他の広告宣伝手段は、一切とらなかったそうです。看板も自院の建物にそれほど目立たない形で出しているだけです。A院長にその理由を聞くと、「自分の出身は地元だし、長年公務員をしてきたので人脈があり、わざわざ宣伝などしなくてもいいよな」と考えたそうなのです。

しかし、開院してみると開院後1週間は1日2、3人の患者さんが来たが、その後は来院人数゛0゛の日も時々あり、それが1年以上続いたというのです。
 さすがにこれではと思い、1年過ぎたころから自分で自院のチラシをポスティングし始めたといいます。それからは来院人数゛0゛の日が少なくなり、現在は月に2,3回だけになったそうです(それでもまだ0の日があるそうです)。 

この話は、私がある営業でA病院にお邪魔し実際にA院長先生から聞いた話です。普通こんな状態なら、病院経営は赤字の為閉鎖を考えるはずです。しかし、現在も営業中です。病院内を見た感じ、院内は雑然とし設備も手入れが悪く、掃除も十分行き届いているといえない状況です。私なら、悪いですが、この病院は敬遠します。皆さんご想像ください。
 

5年も病院を維持できているのは、A院長が公務員を終わったあとの余生として経費をかけず、のんびりやっているからでしょう。ある程度の地縁もありコストもかけていないので細々と病院は、維持できるのだと考えます。
 しかし、若い先生がゼロから出発するならやってはいけないやり方です。

開院当初は、たとえ立地が良くでも、自院を認知させる為の最低限の広告宣伝をする必要があります。それでも中々自院を認知させることは難しいのです。
 特に開院当初は、自院の告知を手を変え品を変えて行う必要があります。それではじめて自院が知られ始めるのです。

私は、開院時は、開院をお知らせする新聞折込チラシ(自院の診療圏の過半数世帯をカバーする枚数を配布します。これを「開院の挨拶状」と位置づけています)、ホームページ、そして院内パンフレットを最低限用意してもらい実施しています。それと、いくつかの看板です。これも最低限必要です。その他、余裕があれば、駅看板や電柱広告、タウン誌広告などを打ちます。それでも、自院を認知してもらうのに1年ぐらいはかかるのです。A病院は、開院準備を十二分にしたといえない手の打ち方です。
posted by 動物病院開業研究会 at 23:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 開業準備で大切な事&やってはいけないこと | 更新情報をチェックする
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